完全なる医・医分業、そして超豪華な設備には驚きだわ!

投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2004年12月1日(水) 01:26

前からずっと気になっていたぴかその奥歯の茶色の汚れ、もしや虫歯?と心配だったので、自閉症児でも診てくれる、、という小児歯科へ連れて行った。
そういえば、こっちに来る前に最後に検診してもらっったのが、5月の終わり。
それ以来、歯が生え変わる様子もなく、また、学校では、勉強ができたご褒美にm&mのチョコやら、スナックやらを絶えず食べ続けていたので、そろそろ虫歯が気になっていたのだ。
いくらブラッシングしても奥歯の茶色いくすみが取れないので、今まで、虫歯知らずのぴかそももはや虫歯に侵されてしまったか?と思ってしまったのだ。
そして、2週間前に予約を入れて、どうにか今日、診てもらうことができた。
受付で待っていると、なんと、歯医者なのに、コーヒーが置いてあって、たぶん、子供の付き添いに来た親のためだとは思うけど、日本じゃないよね?とちょっと驚いていた。
さらに、予約を入れる時に、ぴかそが自閉症であることも伝えてあったので、助手のお姉さんに「スペシャルルームに案内するね〜。テレビがあるのよ〜!」だって。案内されたスペシャルルームまでの通り道のいろんな設備を見てみると、とても歯医者とは思えない、家具などがあって、まるでホテルにいるみたいな感じさえした。
テレビって言えば、日本にもよくある、子供美容室みたいな、据え置きタイプのテレビがあるのか、、と思ってたら、テレビはどこにもない!一体どこにあるんじゃ〜?と疑問に思ってイスにぴかそを座らせて、「ゴローンして!」とイスの背もたれを倒して天井を見上げるとなんと、天井の中にテレビ画面が下を向いた状態で設置されていた!
なるほどね〜。普通にテレビ置いたんじゃ、確かに、子供の気を紛らわすことなんてできないものね。
ここの施設ってすごいわ!と感心する間もなく、パニックをおこさないほどでなくても、なかなか口を開けてドクターに見せてあげようとしないぴかそ。
物腰の柔らかいドクターもこれじゃ、埒があかん、、と思ったのか、レントゲン写真を撮ることに。
それでも、非協力的なぴかそは、先生もどうにもお手上げ状態だったらしく、今日のところは診察もできないので、麻酔を使って、診察しないと彼の場合はやっていけない、と言われた。
え〜?今日なんて、極上のできばえのおとなしさだったのにぃ〜??って感じだったけど、きっとここに来る自閉症の患者は、聞き分けの良い、おこちゃま達しかこないのだろう。。
じゃ、麻酔を打てば?と思ったら、なんとそのドクターは「麻酔科医はここにいないから、そのドクターと都合を合わせてまた予約を入れるように。。」と言われた。
え〜??日本じゃ、一人の先生が麻酔から、抜歯、または処置などを全部こなしてた、、というのに、完全に分業しているのね。それにしてもここに麻酔科のドクターがいないとは。。
日本でも医薬分業が進んでいることはもう、当たり前のことになってきているけど、アメリカはもっとすごいのね〜!とまたまたカルチャーショックを受けてしまった。
それにしても、この麻酔科医を呼ぶのに一回あたり、$600かかるらしい。
それも、保険会社に問い合わせると、治療にかかる費用は保険でカバーできるけど、患者が自閉症だからといって麻酔科医を呼ぶ費用は全くカバーされない、、とのこと。
それにしても、ぴかそには、もし、ここの歯医者で治療を受けるとしたら、毎回、麻酔科医が必要になるのは目に見えてる。
それに、まだまだ歯の生え変わりの時期でもあるわけだし。。ってことで、今回の歯の検診も一度、清算するとして。。
それに、よく考えてみたら、日本に居たときに、奥歯は全部シーラントの処置をしたのだから、そんな簡単に虫歯になるはずもない、、と信じたい。
それにしても、自閉症っていうだけで、なんでこんなに歯医者を選ぶことや、関わるスタッフにまで、頭を悩ますなんて、、思いも寄らなかったわ。。

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