ここはアメリカなのに。。。

投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2004年11月6日(土) 01:53

ここはアメリカだ。障害者に対して理解のある国だから、安心して暮らせる、、と思っていただけにショックな場面に遭遇してしまった。
夕方、ましんたちがいるとどうしても出来ない作業があったので、パパに、ましんとぴかそを連れ出してもらっていたときの出来事だ。
パパが、日系の本屋にましんたちを連れて、買い物をしてる最中、ましんは、はしゃぎすぎて奇声を発していたらしい。
それが気になったのか、そばにいたオヤジが、「うるさいよ、静かにしなさい!」とましんに注意。
しかし、そんな注意されたなんてことはましんには理解できず、パパが注意を促していたにもかかわらず、ましんは奇声を発し続けていた。
すると、そのオヤジは、パパの目の前で、ましんを叩いたというのだ!
そんな、他人の子供を親の目の前で叩くなんて、よっぽど腹の虫のいどころが悪かったのかもしれないけど、それにしても、ひどいオヤジだ。まったく信じられない!!
パパは、怒りに震えながら、「この子、自閉症なんです。」とそのオヤジに対して睨みながら言うのがせいいっぱいだった。
もし、ゆたママがその場にいたら、どうしてただろう?きっと、我を忘れて怒鳴って謝らせてしたかもしれない。
状況的に、図書館とか、子供連れ禁止のお店ならまだしも、夕方で、特別おしゃれして入るような店でもなく、周りだって家族連れでやって来てるのに、どうしてこんな仕打ちを受けなければならないのか?と思うととても悲しくなってくる。、また、叱られたことに気がつかないましんもまたせつない。
お店の人に「この子は自閉症で、騒いでしまうんです。それでもいいですか?」とパパが聞くと、「ええ、いいですよ。」と答えてくれたらしい。
そうして、パパが睨み続けたら、やっとそのオヤジは気がついたらしく、「ごめんなさい」と謝ってきたらしい。
いくら、アメリカといっても、彼はずっと日本で暮らしてきて、自閉症に対する知識なんてなく、ただの、「うるさいガキ」くらいにしか思えなかったのだろう。
アメリカのスーパーで、買い物していて、ましんは奇声を発したりするけど、そんな時、「この子、自閉症です」と言えば「あぁ、そうなの」とすぐに理解してもらえる、、、そんな当たり前の場面にしか遭遇してなかっただけに、このオヤジのとった態度は本当に悲しくなる。
ここで、考えたのが、アメリカに住む(来る)条件として、日本で必ず、障害者に対して理解してなければ入国できない、とか、時間がなくて間に合わなければ、こちらにきて、自閉症のような見た目では分かりにくい障害の講義を受けなければ暮らしてはいけない、、というような法律ができればいいのに、、、と思った。
そうしてたら、こんな悲しい出来事も起こらなかっただろうと思う。

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