なんとか、体調が良くなってきたぴかそは学校に行ったのだけれど、午後に歯医者の予約があったため、早退させるために学校にぴかそを迎えに行くと、なんと、教室からだいぶ離れた場所から、ぴかそのパニクっている声が響き渡っていた。あぁ、イヤな予感(- -;。
おそるおそる教室に入ってみると、案の定、クラスメイトがぴかその大荒れに恐れて、教室の隅っこに避難してるではないか!
先生に「何があったんですか?」と尋ねると「さっき、ママがお迎えに来るよ、とぴかそに言ったら、急にパニックを起こしてしまってね〜。」という返事が。
ぴかそにしてみれば、久しぶりの学校で、しかも病み上がり。ただでさえ、気分が優れないって言うのに、さらにいつものようにスクールバスに乗って帰れないのが相当イヤだったらしく、激しパニックを起こしてしまったのだろう。
だからと言って、歯医者に連れて行かない訳にはいかない。なんてったって、キャンセルできないんだもの。キャンセルしようものなら、診察を受けてもいないのにチャージされてしまうのがアメリカの医療システムだ。
だから、パニックになろうが、何が起ころうが、絶対に歯医者に連れて行かなければならないのだ。
そして、教室から剥がすようにぴかそを連行して車に乗せると、歯医者までの道中、ぴかそに激しく抵抗されて、運転に集中できなかった私。これじゃ、バスの運転手に嫌われるのも仕方がないって感じるくらい、ツバを吐いたり、持たせた新しい歯ブラシを折ってしまったりの悪態つきまくりのぴかそだった。
歯医者がイヤなのではなく、予定を変えられたのが本当に苦手なんだろう。
さて、予約時間がせまって来たので、慌ててオフィスに入ると、まだ、ぴかそはパニックを引きずっている模様。しつこいったらありゃしない!
こんなんで、おとなしく診察を受けることができるんだろうか?ここで大暴れして、先生に「あんたの子どもは診れないからよそへ行ってくれ」なんて言われた日にゃ、どうしよう?って感じでドキドキだった。
診察台に上がって、先生が来るまで待っている間、ぴかそはアニメのビデオにも目もくれないほどふてくされていた(- -;。
さて、先生が来て「どうですか?」と尋ねられたので「おとといまで熱を出していて、彼はあまり調子良くないのですが」と伝えると、「じゃ、歯のチェックアップ始めましょう」と淡々と作業を始めた。
この先生は大柄のアメリカ人男性で、見た目迫力満点なのが、ぴかそに「逆うな!オーラ」を発してたのか?あれほど、診察中のパニックを恐れていたのに、あっけないほど、お利口に診察は終わってしまった(^ ^;。なんだったんだ、さっきまでの緊張感は??
さて、問題の虫歯は?というと、今回も問題なしと、先生からお墨付きをいただいた。ただ、色素が付着しやすいから、朝晩の歯磨きは忘れないように、と言われた。毎日、磨かせてるけど、落ちないものは落ちないんだけど。。
無事、診察を終えて、ぴかそも気分が変わったかな?と思いきや、車に乗ったとたんに、不機嫌モード復活(しつこ〜い!!)で、家に帰るまで、「学校!学校!!」と喚き散らしていた。
が、今から学校に戻ったって、誰もいないし、ましんのバスのお迎えだって間に合わない。わめくぴかそを放っておいて、ひたすら福山の曲だけを耳に入れて家に向かった。
ましんが帰ってきたら、なんとかぴかそも落ち着いてくれたけど、一時はどうなるかと思ったよ、ぴかその歯医者の診察は。
驚いたことに、こんなパニックな状態にありながらも「歯医者ではおりこうにする」という気持ちの切り替えが見事にできたぴかそ。「エラい!」の一言しか出てこなかった。
学校でも、こんな感じで、気持ちの切り替えができたらいいのだけど、これだけはぴかそにとって永遠の課題になりそうだわ(^ ^;。。
気持ち切り替えバッチリのぴかそだけれど。。
投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2007年5月1日(火) 00:06
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