かして!!

投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2004年1月22日(木) 15:00

ぴかそのお気に入りのディズニーの絵本を珍しくましんが読みたがってたのだけど、いつも自分から「貸して」とか取り上げることのできない、気弱なましん。
ぴかそが相当怖い(?)らしく、必ずゆたママの手を引っ張って「僕のために、ぴかそから取り上げて」と無言で訴えてくるのだ。
でも、少しずつ、言葉の出てきたましんに試しに「かして、と言ってごらん」と言うと、「か・し・て」と言えた!と、そこでぴかそが素直にましんに貸してあげられたら、ましんだって「かして」の意味がわかるはずなのに、絵本に夢中なぴかそは全く無視。
それでもめげずに「かして」と言い続ける、ましん。
なんだか、かわいそうになったので、別のミッキーの絵本を渡してあげたら、納得したようだけど。
私たちが何気なく使っている言葉や身振り、手振りといったコミュニケーションってなくてはならないものだけど、ましんやぴかそのようにコミュニケーションの障害を持つ彼らに、コミュニケーションを教えるのは至難の技だ。。
言葉が出たからと言っても、必ずしも、言いたいことを伝えられているかと言えばそうでないことも多いからね。
でも、そんな中でも、ちょっとうれしいことが。
お風呂に入ってる間、ぴかそが鼻血を出してしまって、ゆたママがシャンプーしてる時に、「鼻、鼻」と言うのだ。
何だろう?と思って見たら、鼻から血を流してる。
学校で体の名称を覚えてきたぴかそは「鼻から血が出てるよ」と伝えたかったのだ。
すごーい!
今までだったら、鼻血が出たら、ゆたママの手を引っ張って、「僕の顔、見て」という訴え方しかできなかったのに、ちゃんと体の部位を知らせて、異変を教えてくれたのだから。
少しずつだけど、成長していってると、実感できたわ。

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