自宅を5時半頃出て、ゆたパパの会社の同僚と日系スーパーで待ち合わせをして、明日の朝ご飯の買い出しを済ませて、一路、ヨセミテ国立公園に向かった。
途中、大渋滞車にハマりながらTracyという街で夕飯をIn Out Burgerで食べて、その後、今夜宿泊予定の公園内にあるCurry Villageに向かった。
途中、ゆたパパが眠いと言うので運転を交代したのだけど。準備やら家の雑用やらで既に眠いんですけど、ゆたママ(_ _)。
しかも、ゆたパパは助手席に乗った瞬間に眠り出すし(- -;。
3時間続けてのドライブはキツ〜い!なのに、途中、起きては「甘ったれるな!」とか言うゆたパパ。甘ったれるな!と言う前に、助手席に乗った瞬間に寝て欲しくないんですけど?
で、眠気が襲って来た上に、山道のカーブのキツいところで運転があぶなっかしいと言う事で、ようやくゆたパパに運転を変わってもらった。
あぁ、、やっとホッと出来る。
そんな事を思っていたら、あっと言う間に目的地に到着した。
今夜泊まるのは、テントキャビン。
チェックインを待ってる間、森に出没するクマについて、宿泊客に正しい知識とここで過ごす正しいマナーの取り方についてのビデオを観たのだけど、なんと、クマが車を荒らして食べ物を持ち去る映像が流れるのを観て怖くなってしまった(> <)。だってかなり激しい動きで車の中を荒らしていたんだもの。それに今は夏だし、クマだって身動きが軽いから、いつ出てもおかしくない状態なんだよね。
まさか、、今夜、クマなんて出ないよね??
そして、チェックインを済ませ、テントキャビンに向かったら。。
テントの造りと言うのが、鉄骨の枠にキャンバス地を貼っただけの本当にテント!と言いようがない物だった。
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今夜と明日の晩、ここで寝るのね(T T)。
そうそう、食べ物でクマがやって来てテントにも襲って来るので、食べ物は一切、テントに持ち込んではいけない決まりになっている。
じゃ、食べ物はどうするの?と思うでしょ?
頑丈な鉄製の食料保管庫に入れてカギを掛けるようにしないといけないんだよ。
しかも!クマは食べ物だけじゃなくて、歯磨き粉のミント味や、化粧水、ニオイのキツい香水などにもやって来るというので、洗面道具や飲み物は一切、その保管庫に入れなくてはならないのだ。
水だけは持ち込めるみたいだけど、お菓子もテントで食べられないなんて。。なんだか、残念だわ(T T)。
食料などを片付けた後、同室させていただいた、インターンの女の子Uさんが、ゆたパパ達とハーフドームという、超上級者向けの岩に登る予定なので、おしゃべりもせず寝ることにした。あぁ、酒盛りしたかったなぁ。。
テントに寝るにしてもあのビデオを観てしまった後だったので、なかなか寝付けなかったゆたママ。
でも、虫の鳴く音がこんなに身近に感じながら眠るのも悪くないかも??とウトウトし始めたら。。。
なんか、車のクラクションが鳴り響いているのが聞こえて目が覚めてしまった。ここのキャンプ場では夜10時から朝6時までは静かに過ごさないといけないのに、どこの酔っぱらいがふざけているのだろう?と気になった。
だけど、そのクラクションの鳴り方というのがふざけているにしては様子がおかしかった。なんか、テンポもなく、メチャクチャに鳴り響いていたのだ。
もしかして。。。あのビデオに出て来たように、クマが車内を荒らしていて、それで鳴り響いてしまっているんじゃないでしょうねぇ??
そんなことを気にし出したら、余計に目が冴えちゃって。。。
クラクションが鳴り止んだ数分後、パーン!という銃声が鳴り響いた。もしかして、それって、レンジャーが暴れるクマに麻酔銃を撃っておとなしくさせてしまったのだろうか????(> <)。
そう思ったとたんに、怖くて怖くて全然眠れなくなってしまった。
もう、少しでも、ガサガサという音がテントの外で聞こえてこると、別のクマがやって来たのでは?と思うようになってしまって。
そう言えば、ゆたママって、In OUt Burgerでたくさんケチャップもらったんだっけ。それ、どこに入れた?あ、リュックに入れたままだ(> <)。不覚にも保管庫に移動させてなかったよ。
あ、虫除けスプレー、このリュックの中に入れたままだった。これもニオイがキツいんだった。
あぁ〜〜〜!どうしよう。このニオイでクマがやって来て、襲われて食べられてしまったらどうしよう。ゆたママだけが被害に遭っても、子供達とUさんにだけは被害を出しちゃいけない!
そう思ったら、余計に眠れなくなってしまって。
でも、真っ暗だから、今外に出て保管庫にケチャップと虫除けスプレーを出しに行くわけにも行かないし。
かと言って襲われるなんてのはもっとイヤだし。。。。
あぁ〜、どうしよう。。。(> <)。。。
そんなこんなで頭の中が、そのことだらけでいっぱいになって、結局、一睡もできなかった。
怖いけど、このまま、眠れずに朝を迎えるのはイヤだったので、意を決して保管庫に移すことにした。
なんだ、やればできるんじゃん。
あぁ、こんな時、ゆたパパが一緒に居てくれたらどんなに心強いだろう。。運転中は隣にいて、あーだこーだとウルサくてもう、いいよ!(- -;なんて思ってたけど、やっぱり離れてると、すっごく不安だわ。。
そんなゆたパパ達は今頃、明日に備えて、ぐっすり寝てるんだろうな。
そんなこんなで、外が明るくなりかけた頃にようやく、短い睡眠を取ることが出来たゆたママ。
明日は一日、テントで寝てようかな??