
クレープは甘くないとクレープじゃない!というポリシーの持ち主なので、当然甘いクレープをオーダーしました。
甘いのならいくらでも入るゆたママだけど、さすがに量が多過ぎて全部食べきれませんでした(T T)。。
さて、ランチを終えて、午後2時過ぎに大使館に戻って来るようにと言われた私たちはいくらなんでもランチ中には発行されてるだろう、、と思いながら大使館に戻ってみたら。。
なんと!まだ発行されていないとのこと!信じられない〜〜!
いくら仕事の遅いアメリカ人だと言ってもあまりにもヒド過ぎる!
そして、やっと担当者が遅れている理由を説明してくれたのでした。
どうやら、ワシントンDCにある、データを取りまとめてるコンピュータがダウンしていて、データがこっちに返ってこないとのこと。こんなことは滅多にないそうだけど、滅多にないことに遭遇してしまう私達って(> <)。。
そして、今日の4時30分まで待ってもデータが届かなかった場合は今日は金曜で土日は業務がないので、パスポートが手元に戻るのが来週の月曜になるとも言われました。
そんな〜!今日、パスポートが戻ってくる予定でいたから明日帰るつもりでフライトだって取ってあるんだし。ホテルだって明日チェックアウトすることになってるんだし。しかも、月曜に戻って来るとなると、飛行機で帰るにしても火曜日以降になってしまうので、子供の学校やバス会社にだって休むことを伝えなければならないじゃない!
頼むよ〜。どうしても今日中にパスポートが戻って来ないと困るのよ〜〜!
そこで、担当者が「この週末にパスポートが不要な方はどうぞお帰りください。そして月曜日にまたいらしてください。」と告げると、数人は帰って行ったのでした。
いいなぁ。あの人達はきっとこの辺に住んでいる人達なんだろうな。
でも私達はパスポートがないとアメリカに戻ることもできないのよ〜。あぁ、、本当にどうしよう。。
ビザを申請する時に書かれていた注意書きに「自国でのビザ申請することを強く勧めます。」とあったけど、自国でもしこんな事態に遭遇したとしても言葉の問題もないし、いざとなれば実家で待機することも可能だものね。早く取得できるから、、ということばかり気にしていたので、こんな事が起こるとは予想だにしなかったわ。ホント、困ったもんだわ(- -;。。
ぴかそは相変わらずぐったりとしていて椅子に寝転んでいたのだけど、ましんは元気が有り余っていて、バタバタとウルサくしてるし。
待っていた別の家族の小さい女の子とキャッキャッと騒いで遊んでいるし(- -;。
こんなに長い時間何も持ち込んではいけない場所で静かに過ごしなさい、と子供に言い聞かせても限界ってものがあるでしょう。
そして、やっと4時30分を回った頃、なんだか担当者達の動きが急に慌ただしくなりました。
さっきまで、暢気にコーヒーを飲んでいたのにねぇ。私達は水すらも飲ませてもらえないっていうのに。
何気なく、ゆたママが担当者の方を覗いてみたら、どうやら彼の手には誰かのパスポートが握られていたのでした。
これはもしや、もしかして。。!
ワシントンDCのコンピュータが復活してデータが送られて来たってこと?!
だとしたら、予定通り明日帰れるのね、自宅に!
と、逸る気持ちを抑えつつ、名前が呼ばれるのを待っていました。
そして待ちに待った我が家の名前が呼ばれたのが数分後!!
5時にしてようやくビザスタンプの貼られたパスポートが手元に戻ってきたのでした。
あぁ〜良かった!
それでは帰り支度を。。
と上着を着ながらビザスタンプを確認してみると。。。なんと(@ @)!誤字を発見してしまったのでした。さらに、私達と子供達のビザスタンプ発行日が違っているではありませんか!!
こんなに待たされた挙げ句の果てにこんな間違いをされるとは!!
なので、間違いを指摘しようと担当者に声をかけたら、担当者やその上司は帰り支度を始めていて、コンピュータをシャットダウンしてコートまで着て、今にも帰ります!と言わんばかりの格好をしていたのにはびっくり!
だけど、ここできちんと指摘しておかないと、明日のアメリカ入国の審査で入国拒否されたら今までのビザ更新の苦労が水の泡になってしまうもの。
すると、担当者の上司が「これは明らかに誤字と分かるので、それで入国拒否はされないはず。なんなら、万が一の時のために私の名刺を与えるから審査官に電話させなさい」と言いながら名刺を一枚いただきました。
本当にこんなんでいいの?って感じでしたが、おエラいさんがそこまで言うのなら大丈夫なんでしょ?と言う事で、最後の最後まですったもんだを抱えながら、納得のいかない気持ちで私達は大使館を後にしたのでした。
そのままホテルに直行したのですが、たいして動いた訳でもないのに、長時間待たされたのと、不安にかられて待っていたので、疲れがドッと出てしまいました。
もし、昨日、今日のフライトに変えていたら、とんでもない目に遭っていたかもしれない。いやいや、もし、今日中にビザスタンプが発行されなかったら、カナダドルだってもう使い切ってるので、月曜までどうやって過ごそうか頭を悩ませていたかもしれない。
とにかく、誤字の不安は拭いきれないけど、パスポートが戻って来たので安心しました。
さて、ランチにクレープを食べてすっかりそのおいしさにハマってしまったゆたパパが、別のクレープのレストランに「ビザ更新手続きの完了祝いをしよう」ということで、Au Peti Coin Bretonという、フランスのブルターニュ地方の料理を楽しめて、スタッフがその民族衣装を着てもてなすというレストランに入った途端に。。
ましんがカナダに来て以来の最大のパニックを起こしてしまったのでした。
あまりにも泣き叫ぶので、ゆたパパが外に連れ出してましんのパニックを鎮めようとするものの、却ってパニックはひどくなるばかり(- -;。
パニックが起きる前に料理をオーダーしてしまたので、料理がテーブルに出てしまったのだけど、まだゆたパパとましんが戻ってこない。
テーブルに出された料理を見たぴかそが食べ始めてしまったのだけど、これ以上、ましんのパニックが収まる様子もなかったので、ぴかそには申し訳ないけど、料理を全て持ち帰ることにしました。
お店の人も「自閉症のことは理解してるからどうぞ、気にしないでね」と優しく声をかけてくださったのに、他のお客さんにかなり迷惑をかけてしまって本当に申し訳なかったと思ってしまいました。
店を出て、ガックリしながらホテルに向かって歩いていると、さっきまで激しくパニックを起こしていたましんはケロッとした様子でホテルまで歩いて行ったのでした。
まぁ、昼間にあれだけの苦痛を強いられたんだもの。ここでストレス発散したくなる気持ち、分からなくないわよ。でもフランスワイン、飲みたかったなぁ(T T)。。
そしてホテルの部屋で持ち帰った料理を食べて早々に就寝しました。
それにしても今日は本当に疲れたわ。。