父の訃報に関する日記はまだまだ続きます。
もう読みたくない、という方はどうぞスルーしてくださいね。
さて、今日はいよいよ本当に父とお別れする日です。
それでも悲しみにふけってるヒマがありません。
母とゆたママは喪服の着付けとヘアのセットのため、朝5時過ぎに起きて支度して母の知人の美容室に出かけました。
初めに、ゆたママのヘアをセットしてもらい、次に母の着付けが済みました。
母の着付けの後はゆたママの着付けの番だったのですが、途中、着付けをしてくれたオバさんが紐が足りないということで、自分の部屋に取りに戻っている時に母が一言「お母さんの着物とゆたママの着物、逆だよ〜!」と。
良く見てみると、確かに家紋が違う!!
母が既にゆたママのを着てしまっていて、ゆたママも途中まで着付けされてしまっているので、今から脱いで着直していたのでは間に合わないので、仕方なく二人逆にして喪服を着て葬儀に出席することになった。
父が揃えてくれた着物を初めに母に着られてしまったなんて、かなりショック!しかし、なぜに母も自分の着物ではないことに気が付かなかったんだろう?どう見ても体型だって背だって全然違うのにねぇ。。
もう、この時点で父には申し訳ないけど、「今日、一日笑ってしまうわ、、」と悟ってしまったゆたママ。
さて、着付けを終えた後、葬儀屋に向かった。
早朝から父が荼毘に付されるからだ。
葬儀屋から父の棺と共に、斎場に移動しました。
斎場で最後のお別れをします。やはり、この瞬間というのは本当に辛いね。もう、この顔、体に触れることができないんだもの。そう思ったら、その場にいた全員が皆、悲しくて涙が溢れてしまったのだけど。。
そのみんなの泣き顔を見たぴかそが「エ〜ン(> <)」と言いながら、嘘泣きしていたんだけど、その顔が忘れられないほどおかしくて涙が止りそうだった。きっとぴかそはみんなのマネをして悲しみを表したんだと思うけど、イマイチ、マネし切れてなくて滑稽だったんだよね。
そして、荼毘に付されてる間、控え室で1時間ほど待たされた後、骨だけになった父を収骨室で骨を骨壺に入れる時のこと。
誰かが、「病んでた所が黒くなるんだよね」とか「お父さんが手術で入れられた金具とかが残ってるね」とか言うと、収骨に立ち会う係員がいちいち「いえ、この黒いのは、一緒に入れた衣服の染料が骨に移ったでけです」とか、「この金具は棺を留める時に使われたものですから」と淡々と答えていた。
なんだか悲しい雰囲気が、その係員の公務員的なしゃべりで一気に冷めてしまって「へぇ〜」とみなうなずきに変わっていった。きっと、この係員から見たら「無知な家族だ」と思われたに違いない。
さて、遺骨を抱いて、一族は朝出た葬儀屋に、午後の告別式のためにまた戻りました。
司会者と父に生前のことを簡単に打ち合わせを済ませた後、いよいよ、告別式が始まりました。
告別式ですから、親族だけでなく弔問客も多く会場にいる中で、厳かにお坊さんによる儀式が行われてるのですが。。
この坊さんの儀式の中でシンバルみたいな小道具(何と言う名前なのか分かりません)を時々鉢合わせたりスリスリしたりする動きがあったのですが、親族席が女性席、男性席と別れて座っていたため、ましんとぴかその相向かい側に二人の妹達が座っていたのでした。
そのお坊さんの異様な動きに合わせて、おとなしくしてはいるものの、ましんが脚をバタバタと動かしたり、手の平を顔に付けてヒラヒラさせていたらしく(ゆたママからはその様子は見えませんでした)、妹達はおかしくてしょうがなかったようでした。
で、妹達がその瞬間、肩を震わせていたので、「相当悲しんでいるんだ、涙を堪えているんだ。。」と隣をチラッと見てみたら。。。
なんと!「お姉ちゃん、ましんの動きがおかしくて笑いが止まらないよ〜!!」と小声で言ってくるではありませんか!
あぁ、葬式だっていうのに、笑いが止らない娘達でごめんなさい、お父さん。
で、子供達の大きなパニックもなく、無事告別式を終えて、初七日も済ませ、ようやく、一仕事を終えることができました。
一時はましんのあのおかしな動きで笑いが止らなくて、妹達はどうかなりそうだったけど、これも父が「あんまり悲しんではいけないよ」と言って来たのかもしれない。
おかげでゆたママ達は、それほど悲しまずに全てのイベントを終えることができたんだけどね。
帰国してから今日まで、あっと言う間に時間が経ってしまって、弔問に訪れた方一人一人にお礼も挨拶もろくにできずに過ごしてしまったので、この場を借りて、弔問に訪れた友人、励ましのコメントを寄せてくださった方々にお礼を申し上げます。
父は姿はなくなってしまったけれど、いつでもゆたママ達の胸に生きていることを信じて、明るく元気に、そして家族仲良く過ごして生きたいと思ってますので、こんなゆたママですが、どうかこれからもお付き合いをよろしくお願い致します。