東京タワー

投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2007年12月12日(水) 00:03

をやっと読み終えた。
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この本を読む前に、こちらでも東京タワーのドラマが放送されていた。
結局、最終回まできちんと見ないまま、別のドラマを見ることになってしまったので、結末を知らなかった。
そして、なぜだか、ゆたパパが一時帰国した時にこの本を取り寄せていたので、子供のバスのお迎えの時間潰しに読んでみたら。。
本の帯にあるように、この本を読んだコメントに「泣かせる本」とあった。
で、これを読んでいて、読み始めの90%に辿り着くまで、ハッキリ言って、「どこが泣けるの??」と不思議でたまらなかったけど。。残り10%を読み始めたら涙が止らなくなった。
リリーさんのオカンが亡くなった時の気持ちが素直に書かれていて、今年の9月に父を亡くした時のゆたママの気持ちとリリーさんの書かれた言葉がどうしてもオーバーラップしてしまったから。

でも、ゆたママとリリーさんの大きな違いと言えば、リリーさんはオカンにめいっぱい苦労させてしまったけど、最後の最後まで、きちんと看病してあげられたこと。ゆたママと言えば、散々親不孝で来てしまった挙げ句の果てに、海を隔てた地でのうのうと暮らし、父が苦しんでいる時にひとかけらも看病をしてこなかった正真正銘の親不孝な娘であったこと。
父の看病をずっとしてきた妹が、もしこの本を読んだら、読み始めから91%よりも先に進めなかったのではないだろうか?

子供のバスを待ちながら読んでしまったので、バスが来て、慌てて涙を拭いたけど、目は真っ赤。バスドライバーには「大丈夫?」と声をかけてもらうほど、ヒドい顔をしていたらしい。
それくらいに本当に泣ける本だ、東京タワーって。

日本に住む皆さんは、もうこの本は読まれた方がほとんどだと思うけれど、今まで振り返ってみて、自分が親不孝をして来たかも?と不安にかられる方、もちろんそうでない方も、是非、この「東京タワー」を読んでみてください。
そして、自分なりに悔いのない親孝行をしてあげて欲しいな。

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