ぴかそは（ましんもだけど）、重度の知的障碍を伴う明るい自閉症児。
自閉症に関しては、日本でもドラマの題材に使われているから、どんな障碍か？はだいたい理解していただいてると思うけど（思いたい）、ドラマに出て来る自閉症の方は、たいていアスペルガー症候群の場合であって、うちの子供達みたいに言葉のない人が主人公になるってことはないんじゃないかな？あ、「光とともに」に出てきたひかる君は、わりとぴかそに近い、、かな？
で、ぴかそは言葉は単語だけなら言える。でも二語分にはならない。自分の伝えたいことは、単語でしか表現できない。
それを理解してあげるのがゆたママの役目であるのだけど。。やっぱりぴかその単語の羅列だけでの要求を理解するのにはすごく時間がかかるし、頭も使うので大変な作業な訳なのです。
知的に重い障碍であっても、ぴかそは絵を描くのが大好き。ハンドルネームはぴかそ以外にあり得ないくらいにね。
昔はこんな絵をぴかその描く絵をいつも誇りに思っていた。
だけど、行動をコントロールする薬を飲み始めたら、それ以来大好きな絵をあまり描かなくなってしまったぴかそ。落ち着いて来たのはいいけれど、ぴかその絵を見ることが出来なくてちょっと寂しい思いをしていたゆたママだったんだけど。。
今日、久しぶりにぴかそが絵を描いてくれた、しかも今までのような「山下清」風ではなく、自分の思ってる事、いつも感じていることを表現してくれた。
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これは、夜のドライブの様子。
この３月までは、週末はたいてい夜遅くまで出かけていることが多かった我が家。でも、4月に入ってからゆたパパの仕事が忙しくなったので、日曜でもゆたパパが職場に出向いたりすると、わざわざ夜に出かける用事もないので、家で過ごすことが多くなったゆたママと子供達。
そんな背景を知った上で絵の中の車のライトに注目して欲しい。
この絵から読み取れることは「前までこうやって夜までお出かけしてたよね。でも、最近夜のお出かけはないね。どうして？」というぴかそは疑問を持ったのだろう。でも、残念ながらゆたママがその理由をぴかそに話したところで、彼は理解できないんだと思うけど。。
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この絵からはどんな様子が読み取れますか？家が地震で揺れてるのではありません。
実は、この家はお隣さんの様子なのです。
お隣さんは、普段から、奥さんがシッターをやってるのだけど、その預かってる子達がすごく落ち着きの無い子でドタバタとうるさい訳。
本当は「うるさいから静かにして！！」と怒鳴り込みたいけど、こっちも度々子供達がパニックを起こして迷惑をかけてるので、グッとガマンしているゆたママ(T T)。
とにかく、昼はドタバタ、夜は宴会やらカラオケパーティーやらで常に騒々しいのです。
ゆたママは子供の前で「うるさいね、お隣さん」と言ったことはないのだけど、ぴかそも普段から「なんだか分からないけど、とにかくうるさい家」と思っているらしい。
その騒音が波線となって表現されている訳だ。。
いつの間に、目に見えない様子（思ってる事）をこんなふうに絵で表現できるようになったんだろう！とすごく感動してしまった。すみません、メチャクチャ親バカモード入ってしまって。
と、ここまで嬉々として、ぴかその「伝えたいことは絵で！」と書いてきたけど、ハッと気が付いてしまった、あることに。
今後ゆたママがあまりにもぴかそにギャーギャーうるさく注意ばかりしてたら、いつの日か、ぴかそに『大口を開けてるゆたママの顔』の周りに波線をたくさん書かれてしまいそうだ(^ ^;。この絵の意味するところは「ママはいつもうるさい！！」
ってことに。
なので、注意は程々にしないとぴかそに何を描かれてしまうか分からないもんね。