日曜の朝から、ましんの熱が下がらず、でも救急でかかると医療費が高いこの国。
普通に診察できるウィークデイまで様子をみたのだけど、いっこうに熱がさがらない様子。
ついに、日本から持ってきた解熱剤も底をつき、保険の適用ができて、日本語を話せる日本人ドクターのところへ駆けつけた。そう、ましんがクリニックデビューを果たしてしまったのだ。
クルマが一台しかない、この不便な状態で、とりあえず、朝一番に電話予約して一番に診てもらうことができた、、のだけど、初診なので、日本でも良く書かされる、ましんのクリニカルヒストリーや連絡先、両親の病歴、、etcを書かされて、ナースにやっと呼ばれて行くと、まずはましんの体重測定。まぁ、投薬にあたってこれは基本中の基本だけど、その後、軽く問診。
そして、個室でしばらく待たされた後(この時点で、パパとの約束の時間が近づいていた。。)やっとドクターのお出まし。
一分でも早く診察を終えてほしいゆたママとは裏腹に、ドクターはましんに「どうしたの?頭は痛いの??」と聞いてきたので、ゆたママが代わりに「熱は40度で、昨日の朝から、解熱剤を使っても下がらないんです」と答えると、ドクターに「お母さんは黙ってて!」と叱られてしまった。
仕方なく「この子は自閉症で、言われてることが理解できないし、答えることができないんです。」と言うと、今度は「◯◯◯という団体を知ってるかね?そこに連絡するといいよ。」と親切にも教えてくれたけど、あの〜、もう、その団体に属してるんですけど、、と言いたかったけど、「ハイ、ハイ」と答えて、「学校は決まったのか?」とか、「どういったプログラムを組んでいるんだ?」とか、あまり治療に関係ない話ばかりしてくるドクター。
先生、早く診察終えてよ〜!
そして、「もう解熱剤がないのでください。」とお願いすると、おもむろに、棚から薬と薬を吸い上げるための注射器を取り出して来て、「ましん君の体重だと、、8mlだから、、この注射器で、、この注射器の袋、なかなか開かないんだよね〜。。」あの〜、先生、見りゃわかりますってば。目盛り通りに吸い上げればいいんでしょ?わざわざ開けなくても、、と思ってたら、なんと、なかなか開かない袋を口でバリっと破いて「マジ?!」と思う瞬間もなく、「これでこうやって吸い上げるんだよ。。」と説明までしてくれた。。わかったよ、先生、時間ないんで、もう勘弁してよ〜〜!!と叫びたい気分だった。
先生としてはとても親切に説明してくれてるのだろうけど、、、と思ってガマンしてたら、やっと診察が終わった。
ヤレヤレ、これで、パパのところに戻れる、、と安心して、処方箋と解熱剤、そして袋のない注射器をもらって帰った。
そして、家に着いて、さっそくましんに薬を飲ませようとして、開けてみると、なんとも鮮やかな、ブルーの薬。
味はブルーラズベリーフレーバーとあるけど、一体どんな味がするんだろう?果たして、こんなどぎついアメリカ人好みの色でましんは飲んでくれるだろうか?と心配してたら、やはりましんは色に驚いて、さらに、味にも驚いて、、口に注射器で薬を含ませてあげたけど、舌が真っ青に染まってまるで、「ドラキュラましん」のできあがりだ。。
次は夜に飲ませなければ、、、と思ってたら、ましんの好みの味だったようで、夜の時は抵抗なく飲んでくれた。
しかし、この薬、効くのかな?っていうくらい、色が鮮やかなのには本当に驚いたなぁ。。
ついにクリニックデビュー
投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2004年6月27日(日) 15:47
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