sympathy card

投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2007年10月9日(火) 08:17

アメリカではちょっとしたことでカードを送り合う習慣がある。
日本だと年賀状とか暑中見舞いみたいな、ある時期になると誰もがカードを送り合うのとは違って、クリスマスはもちろん、ちょっとしたお礼だとか、お見舞いのカードなど普段の生活の中でもカードを送り合っているのを良く目の当たりにして来た。
カードを送り合う習慣があるので、当然のことながら、どこのお店に行っても、種類が豊富なカードが売られていて、選ぶのも一苦労なくらい。

今まで、ゆたママがこちらに来て、送ったカードと言えば、子供の学校の先生や、バスドライバー、お世話になっているケースワーカーさんやシッター派遣会社へのクリスマスカードやサンキューカードくらいだった。
カードを選ぶにあたって、クリスマスカード以外に「誕生日おめでとうカード」や、「出産おめでとうカード」なども見てきたけど、「sympathy card(お悔やみカード)」というのは送ったり、もらったりすることはないんだろうな、、とずっと思っていた。

ところが。。

この月曜から子供達はいつものように学校に復帰したのだけれど、ましんが帰って来て、ましんのバックパックの中身をチェックしていたら、一枚のカードが出てきた。
そこにはましんの担任の先生やエイドの方々が書かれた、ゆたママの父への哀悼の意がこめられた寄せ書きが書かれていた。

そういえば、父の危篤の連絡を受けてアメリカを出る時、学校の先生やバス会社に一週間、子供が休む連絡をした時、ましん以外の受け付け電話では留守電になっていたので、メッセージだけ残して日本に発ったのだけど、ましんの学校だけは連絡が取れなかったので、現地時間に合わせて、直接先生に電話したんだったっけ。その時、既に父が亡くなっていたので、「葬儀に出るので学校をお休みします」と直接話したんだったわ。

そんなことがあったからか?先生方が気遣って、こんなカードを送ってくださったのだろう。
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驚いたけどとても嬉しかった。なんて気遣いのある先生方なんだろうってね。
先生方の、ましんやゆたママ達家族に対する愛情を深く知った瞬間だった。

今まで、ましんは良い先生に恵まれていたものの、途中で辞めてしまったり、エイドしか付かない状態でましんはかわいそうだったんだけど、今の学校でなら、ましんもきっと、この先生方の下で楽しく学校生活を送れているに違いない、、と確信した。
だって、こんな風に気遣ってくださるんだもの。

ゆたママも、こういったアメリカの素晴らしい習慣を真似て、自然と相手を思いやれてカードを送ることができるようになれたらいいな、、と思った一日だった。

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