一応、桜祭りみたいなんですけど。。?

投稿者: ゆたママ 投稿日時: 2005年4月17日(日) 06:23

北加桜祭りが、ゆたママの住む町から1時間ほどフリーウェイを走らせたところにある、サンフランシスコの日本町で行われていたので、どんなものだか、あまり期待しないで(だって期待しすぎると悲しいんだもの。。)とりあえず行ってみた。
まず、北加桜祭りについて。
今年で30回を迎えるこのお祭りは、さまざまな日本の伝統工芸、文化、芸術を紹介するもので、毎年、15万人以上の見物客が訪れるサンフランシスコの名物イベントの1つであるらしい。
この祭りが開かれたきっかけというのが、7年の歳月と1万5千ドルの費用をかけた日本貿易センターの完成を記念して行ったことらしく、その当時(1968年頃)のアメリカといえば、ベトナム戦争の真っ最中で、人々の間で人権についての意識が高まる中、自分の人種的・文化的背景を意識する気運が生まれた時代でもあり、コミュニティがひとつになることの大切さを感じた日系人達も多かったらしい。
このような時期に日系人を中心として、日本の文化を紹介し、次の世代に伝えて行くために始まった桜祭りはその後は、年々規模が大きくなり、バラエティに富んだ内容になり、日舞や楽器演奏、武道のデモンストレーションなどの各種エンターテイメント書道や華道、美術工芸品などの展示、日本食を販売するフードバザーなどが、時代の移り変わりに合わせて行われてきた。というのが、主な歴史だ。
近年の桜祭りでは、クィーンペイジェント(要は、桜祭りクィーンコンテスト)、グランドパレード、フィナーレを飾る樽みこしなどが目玉らしいけど、日程が合わず、とりあえず、日程に左右されない催しものを体験してきた。
バザーはこんな感じで、ちょうど、日本のお祭りでの縁日みたいなお店がずらっと並んでいた。
焼きそばやシェイブアイス(かき氷)なんかは日本にもあるけど、スパム寿司や、リブステーキなんかはやり、アメリカらしい屋台があってとっても人気があった。ちなみに、ゆたママ家は抹茶ソフトクリームを楽しんでみた。
IMG_0635.jpg
さらに、歩行者天国の道を進むと、フワフワという乗り物?(日本でもデパートの屋上や、お祭りでみかける、エアで膨らませた中がトランポリンになってる巨大な乗り物?)を見かけたので、記念にパチリ。
IMG_0634.jpg
ましんとぴかそがとってもやりたそうにしてたけど、他に子どもが居なければ、体験させてあげたかったけど、はしゃぎ出すとブレーキの止まらないぴかそが中でエキサイトして、他のお子さんに怪我でもさせたら、、と思うと恐かったので、諦めてもらうことにした。ごめんよ〜、ましん&ぴかそ〜!
そして、ちょうど、太極拳のデモンストレーションが行われていたので、これもまた、記念にぱちり。
IMG_0640.jpg
実は良ーく見てみると、少林寺拳法に魅せられたのか?白人のオバちゃんまでもが参加しているではないか〜!
さらに、その周辺のお客さんに、浴衣ならまだしも、祭り気分を自ら盛り上げようとしてるのか、和服姿で、歩く親子3人組を発見!すごいな〜、ここは!日本人だって、夏祭りで、着物きてくる人なんていないのにねぇ。。
それだけ、日本の文化を愛してくださっているってことなのかしらねぇ?
そして、帰り間際に始まった、ジャズのショー(彼らは全員アメリカ人)を見て、聴いて、それに合わせてカップルで、踊り出したり、一人で、ダンスを始めちゃったり、、とノリノリな様子は、日本では、クラブとかダンスフロアくらいしか見かけない光景を目の当たりにして、ちょっと驚きだった。
もちろん、踊っている方達はみな日本人ではない。
というか、ジャズをまともに聴いてる日本人はゆたママ家くらい?っていうくらい、外人さん達が多く聴いて楽しんでいた。
ここは、日本の桜祭りだけど、まるで、横田基地の夏祭りみたいな感じだったし、桜はどこにも咲いてなかったのが不思議でしょうがなかったけど、期待しないで、行ったからか、満足度はやや高めで楽しめた気がした。
来年は、ぜひ、フィナーレの「樽みこし」とやらを見てみたいものだわ〜!

| »