さてさて、結局一睡も出来ないまま、朝を迎えてしまった(> <)。
というか、寝よう、、と思ったとたんに、ゆたパパが「着替えはどこ?」とか、洗面道具は?とか訊いて来たので、いちいち保管庫を開けたりなんだりで寝られなかった。
ゆたパパに「銃声の音を聞いて怖くて寝られなかったんだよ。今夜もこのテントで寝るの?も〜ヤダ(T T)」と泣きべそをかきながら訴えてみた。
すると「クマなんてめったに出ないんだから心配するな(- -;」だってさ。
で、「その時間何してたの?寝てた?」と訊いたら「同僚達と酒盛ってた(^ ^)」だって。。もう、早朝から出かけて、12時間かけて岩登りするって人が前の晩に普通に飲んでていいのか?って感じよ。もう信じられない。
で、ゆたパパとUさんを送り出したあと、テントで熟睡させてもらった。
気が付けば8時30分を回っていた!
子供に薬を飲ませる時間過ぎてる〜!
慌てて、子供達を起こして、薬を飲ませて、一段落したら、朝ご飯をどこで食べたらいいのか分からなかったので、昨日買ったおにぎりとパンを持って、飲み物が買える売店まで向かった。
すると、多くの宿泊客でごった返していた。
もし、ゆたママが普通に英語がペラペラにしゃべれたら、通りがかった人に「昨日のあのクマはどうなりました?」と尋ねていたかもしれない。でも、クマも災難だったよね。人間の不注意で(車内に食べ物を置き忘れた?)麻酔銃で御用となってしまったんだもの。本当はここはクマさんたちの住処だったのにね。ごめんね、人間が割り込んでしまって。
ヨセミテの素晴らしい朝の景色を眺めながらご飯を食べていたら、クマを異様に怖がっていた自分に深く反省してしまった。。
ちゃんとルールさえ守っていれば、お互い、イヤな思いをしないで済むのにね。
さて、ご飯を済ませ、身支度を整えた後は、ヨセミテに訪れて初めて、ゆたママ&ぴかそ、ましんの3人での行動をすることになったのだけど、ゆたパパが昨日、車をどこに停めたのかも分からないし、我が家の契約している携帯電話の会社ではヨセミテ内のどこに行っても電波が届かず、ゆたパパとの連絡も取れなかったので、今回は各見所ポイントをグルグル回る無料のシャトルバスを利用して、今まで行ったとこのないポイントを巡ることにした。
まずは、Villageでランチを調達して、バスの行き先のマップをもらい、どこに行くか決めていたら。。
行ったことがない場所って結構あるんだよね。
で、Villageに近いところから順に見て回ることにした。
まずは、Lower Yosemite Fallsというポイントに行くことにした。トレイルは1.7kmと初心者向けなので、子供を連れていても充分楽しめるし、滝が目の前に広がったら、さぞかし素晴らしいことだろう、、と期待しながら向かった。
バスを降りて、どんどん歩いて行く子供達に置いてきぼりにされながら、森の緑をカメラに収めつつ、マイペースで歩いて行った。
すると。。どうやら、終点に着いたのだけれど。。
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あれ?あれが滝〜〜??あのザーっという、滝はどこへやら??
よ〜く見てみれば、タラッタラッと垂れている水が滝らしい(^ ^;。
な〜んだ、楽しみにして来たのにガッカリ〜。
そういえば、今、一番水量のない時期だったんだっけ。これが5月とか6月の初めだったら、素晴らしい滝が眺められたのにね。
こんな調子じゃ、どこに行っても水がなくてガッカリするかも??
早々にバス停に向かった。もうすぐ正午になるということもあって、ここは山の中のハズなのに、日本に居るような暑さだわ。汗がどんどん吹き出てくるし。
次に向かったのは、ランチをするために、一旦Villageに戻り、ランチにした。
ランチの後、ぴかそが昨晩、あまり眠れなかったようで、ベンチで一眠りした。ついでに私も10分ほど眠った。ましんは周りを通り過ぎる赤ちゃんに目が行ってしまって、落ち着きがなかった。元気じゃのう。。
そして、一休みした後は、夏しかopenしないというルートを使ってNature Centerの見学に行くことにした。
センターに着く前に、沢があって、水着持参の家族が水遊びを楽しんでいた。あぁ、水着持ってくれば良かった。暑くて、水に飛び込みたいよ〜。水の透明度が高いので、あの水に浸かったら、さぞかし、気持ちいいんだろうな。。
そして、センター見学後(ここでは、ヨセミテ内で見られる動物の説明や山火事、クマの被害にあった車のドアが展示されていた)、やはり夏しかopenしてないMirror Lakeに行くことにした。
そういえば、友達がこの5月にこのMirror Lakeを観て、あまりにも奇で感動した、、という話をしてたのを思い出して、滝に水がなくても、ここなら大丈夫かな?と期待して、3.2kmのトレイルに挑戦した。
日に焼けたくなかったゆたママは、敢えて山道を通るルートを選択したのだけど、大失敗(T T)!
だって、岩がゴロゴロしてるのは当然なんだけど、動物のフンだらけで足の踏み場もないくらいだったし。しかも、さっき終えたばかり?と思われるものまでゴロゴロしてたし。
明らかにクマと思われるものもあって、こんな昼間から出没してるんだ、、と思うと恐くなってしまった。だって、さっき、ランチで食べ残したスナック菓子をゆたママが背負ってるんだもの。もし襲われたらどうしよう。。
そんなこんなで、ようやくMirror Lakeらしき場所に出てきたのは良いけれど。。
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これまたショック!だって、水が一滴もないんだもの!!
ゆたママが想像していた鏡のように映し出される景色はどこへ〜?
がんばって、30分以上もコンディションの悪い道を通ってきたのにこれはないでしょ〜!とかなりがっかり来てしまった(> <)。
ここでいつまでもガッカリしてても仕方がないので、テントに帰ってシャワーでも浴びてサッパリして、このガッカリもサッパリ忘れることにしよう!
ということで、4時にはテントに戻って来てしまった。
シャワーを浴びて、ゆたパパ達が帰って来るのをひたすらテントで待っていた(といか、歩き過ぎて動けなかった^ ^;)のだけど、7時過ぎても戻って来ないので、お腹を空かせた子供のために、夕飯はピザを食べることにしたのだけれど、ものすごい行列でオーダーするのをためらってしまったほど。
でも、バッフェを食べるほどお腹が空いてるわけでもないので、ここは待つことにして、ピザを食べた。ゆたママは今夜は絶対に寝たいので、ビールも飲んでしまったのだけれど。
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そして、夕飯後に、ちょうど屋外映画が上映中だったので、子供達と一緒に観ることにした。
途中から観たので題名は分からないけど、ヨセミテ内にある超高級のアワニーホテルの全て、、みたいな感じで、部屋の様子や家具、施設案内などが細かに上映されていた。
一度は泊まってみたい、けどムリだな、ゆたママ達には。。というくらい敷居の高いホテルで、ほんのちょっとだけど、自分もホテルに入った気分にさせてくれた映画だった(^ ^)。
そして、テントに戻ると、Uさんがテントに戻って来た形跡があった。
やっとみんな帰って来たのねぇ〜!今日、一日、心細かったわ、、とUさんに会って話したら「ゆたママさんの旦那さん、まだ山から戻ってませんよ」と言ってくるではないのよ〜!
え?みんな一緒に帰って来たんじゃないの?と思っていたら、どうやら、Uさんは頂上の8合目までがんばったけど、体力的にキツかったので引き返したそう。
そして、一緒に帰ってきたのは、同僚でも一番若い男の子だそう。彼は登頂して、引き返して来たんだそう。
ゆたパパはどうしたんだろう?まさか、崖から転がり落ちてしまってたりしないよね?それとも、降りるには降りて来たけれど、途中、クマに襲われてしまったのかも?とイヤな方にばかり考えてしまった。
結局9時45分頃になって、ゆたパパ達が戻って来たので「どうしちゃったの?」とゆたパパに訊いたら「下りで膝が壊れた、、」んだそう。ま、もともと普段から運動なんてしない人が急に超上級者向けの12時間もかかるトレイルに挑戦したんだもの、膝だっておかしくなるわけよね。
挑戦しなくてよかったよ、ホント。
でも、達成感が得られたし、景色の素晴らしさも、登った者じゃないと分からないと言われてしまった。
確かに、そうかもしれないね。でもゆたママにはムリだな、12時間も歩きっぱなしだなんて。
ま、膝を壊した程度でたいしたケガもなく、無事ゆたパパが帰って来られたので、安心して今夜はテントで寝れるわね。。
明日はいよいよ、テントを引き払って、二つほど見所のポイントを回って自宅に向けて帰ります。
今夜はクマが現れませんように。。