ようこそ！ゆたママのお部屋へ

今夜の夕飯にスライスしたパンを出した。
いつもながら、ちんたら食べる二人。
それでもましんはなんとか食べ終えて、食器をシンクに片付けていた。
マイペースなぴかそは、ましんが食べ終わっても、食べるスピードを早めるそぶりなし。
早まるどころか、飽きてきて遊んでしまっている。。
「いいから、早く食べなさい！」とゆたママが怒ると、やっとパンを食べ始めた。
でも、食べ方が少し変！
良く見てると、真ん中の白い部分を丸くつまんで抜き取っている。
まぁ、食べることには変わりない、、と様子を見ていたら、次の瞬間、「ハイ！チーズ！！」と言ってはその真ん中をくり抜いたパンを顔に当てて、カメラに見立てて遊んでしるのだ！
これには、怒る気力もなくなったというか、ママが怒っているにも関わらず、相変わらずなマイペースぶりには驚かされた。
一応、食べ物なので、「遊んでないで、ちゃんと食べなさい！」と叱ってみたものの、突飛な発想にいつも驚かされる。
その後、きちんと食べ終えるまでに、カメラごっこはもちろん禁止。
明日は、遊ばないで、ちゃんと食べてよね〜！！

ぴかそはいつも周りの様子を見ている、、、ということは、今までもこのだいありーで散々書いてきたことだけど、特にゆたママのやること、関わる人のこともよ〜く見ているんだな、、と感心させれたことがあった。
それは、買い物へ出かけて、いつもなら、スーパーのレジで話しかけられてもあいさつ程度なので、こっちもそれほど話し込んだりしない（というか、英語がしゃべれないので、話せない！）のだけど、レジの側で、ましんとぴかそがウロチョロしてるのを見た、レジのおばちゃんが、「双子？」「はい」「あら〜、大変ね！私の妹の子が双子を生んだ後にまた双子を生んだのよ〜！！（英語がきちんと聞き取れていたら）」「まぁ、それは大変だね。。」「あなたもがんばれば？旦那さんに頼みなよ！」「いいえ〜、とんでもない。もうたくさんだよ。。」と双子がらみで会話してたのを見て、ぴかそは、ゆたママがこんなにも、知らない人とかなり長く話してるのを見て、「ママが仲良く話している人＝ママの友達」＝「ぼくの友達」と勝手に思い込んだのか、別れ際の挨拶で「グッバイ！」とおばちゃんが言って来たので、ゆたママも「バ〜イ！」と挨拶したとたんに、勝手にレジのキーを押してしまい、おばちゃんに叱られてしまった。。
あ〜あ、いくら少し長く話してたとしてもねぇ、ママの友達じゃないのよ、あのおばちゃんは。。
ただ、双子っていうだけで、話しかけてきてくれたんだから、きっとぴかそ達が双子じゃなかったら、きっと振り向いてももらえなかったんだからね〜。
これから、利用しようと思ってたお店なだけに、今度会うときに、「あぁ、あの、いたずら好きの子供のいるママだ。。」なんて思われちゃうじゃないのよ。。
でも、ホント、良く見てるよね、周りの人のこと。。。

今日は、NPOによる、障害児を持つ日本人家族のサポートグループでの、バーベキューの集いがあった。
久しぶりに、パパ以外の日本人達と話ができるとあって、ゆたママとしては、とても楽しみにしていたし、こちらの学校のことや、生活習慣など、知りたいことが山ほどあったので、こんなに良いチャンスはない！と意気込んで参加したのだが。。
たくさんの日本人家族に会えるといううれしさは、なにもゆたママに限ったことではなく、同じように、ぴかそにとっても、とてもうれしかったらしい。
そうでなくても、こちらに来て、忙しすぎて、どこにも、息抜きできるようなところには連れて行ってあげられなかったのだから。。
１０時開始なのに、集まって来たのはちらほら。。
そして、だんだん家族が増えて来て、子供の数も増えてくると、うれしさのあまり、騒ぎだしたくなる、ぴかそ。
初めに、そばにいた女の子に木のかけらを投げつけては泣かせてしまう、ぴかそ。その反応が楽しいらしい。すぐさま、謝らせて落ち着いた。
次に、誰かが持ってきたフラフープ、最初は普通に腰でぐるぐる回して遊んでいたのもつかのま、周りにいた子にぶつけまくっては、その反応を喜んでいるし(- -;)。
さらに、注意しても、ふざけぶりは悪化して、紙芝居を大人しく見ている子供達のうちの誰かの片方の靴を水道の水でビチョビチョに濡らしては、落ち葉を詰め込んで、、、、と、気がつけばものすごいいたずらをしていたのだ。
目を離してはいけない、、と思ったのにもかかわらず、あっと言いう間にやってのけてしまい、しばらく、靴を乾かしてしたのだけど、すぐに紙芝居は終わってしまい、「僕の靴がない！」と持ち主の男の子が探していたので、「あぁ、あの子の靴なんだ。。」とすかさず、ぴかそをその子の前で謝らせたのだけど、時間が経ってしまっているので、なぜ叱られているのか理解できないぴかそ。
「ごめんなさいは？」と促してもヘラヘラ笑うばかり。。
あぁ〜、当初の予定の「日本人家族のお友達作り」が一転「とんでもないゆたママファミリー」と烙印されてしまったようだ。
それに、目を一瞬でも離せない状態だったので、情報集めどころか、片隅に大人しく座っていなければならなかったのだ。。
あぁ、なんでいつも、楽しみにしてることをぶちこわされてしまうんだろう。。
別に、ぴかそが悪い訳じゃないのだけど、どうしても、自閉症という特性を呪ってしまいたくなる瞬間でもある。
まぁ、別のところでもきっと楽しいことはあるさ！まだアメリカでの生活は始まったばかりだし、、と言い聞かせて、お開きとした。
それにしても、ぴかその「人の片方の靴で遊ぶ」のをなんと辞めさせ良い方法ってないのかなぁ？？

今日は、先日、子供の学校の入学に関して、今後の予定を立てた後の最初の情報交換をするために、近くの学校へ行き、現在のましんやぴかその様子、子供が生まれてから、今までの、発達の様子などを書類にするためにいろいろと面談をしてきた。
その時、ぴかそは退屈だったのか、黒板に「あちち！」とか言いながら、火が燃える絵を描いたり、「EXIT]」と描いてみたり、「ピカ！」といいながら、「稲妻」を描いてみたり。。
それを見て、つい、「あ、ダメ、描いちゃダメ！」と言うと、その面談してくれた先生は「素晴らしい！もったいないから、消さないで！！」と言ってくださったのだ。
そんな風に見てくれるなんてありがたいことだ。
できれば、先生にぴかその絵をもっとたくさんみて欲しかったけど、時間がないので、また後で、、ということに。
それにしても、こっちに来て、ずっと一緒にいたこともあって、なかなか、ゆたママ達も落ち着かず、ぴかそのことをしっかりと見てやれなかったけど、久しぶりに誰かに褒められた、ぴかそだったんじゃないかな？
すっかり、褒めることを忘れてしまったけど、この先生に気づかされてしまった、一日だったわ。。

今日は学校でぴかそがお絵描きをしていたらしい。
それも、ぴかそは「ヨコハマ、ヨコハマ。。」とつぶやきながら描いてたので、先生はあまり気にしてなかったようだったのだけど、気になってのぞいてみたら、なんと、「横浜」と漢字で、しかも正確にかけていて驚いたようだった。
実は今まで、「横浜」と書いてるつもりだったのだけど、「浜」のさんずいが抜けてたりしていたので、正確に書けたのはこれが初めて！
さらに！「横浜」の文字の隣にはインターコンチネンタルのあの特徴的な「三日月型のホテル」とその隣には、ランドマークタワーが、そしてその隣には、みなとみらいの観覧車の絵が描かれているではないか！！
すご〜い、ぴかそったら！！！
「ヨコハマ」とつぶやいていたのは、「みなとみらい」の景色を描いてたんだね！
そういえば、一ヶ月ほど前に、山下公園に出かけたんだったよね。
そこから見える景色、今思い出して描いていたんだと思うけど、やっぱ、君は山下清タイプなんだよね！
これからも、たくさんの、思いでの景色をつぶやきながら、描いていってほしいな！

今日、お風呂に入る直前、いきなりぴかそが今まで、目にはしたことはあったものの、興味をもたなかった、「体を洗うスポンジ」を手に持って、体をごしごし洗うマネをしていたのだ。
そして、まだお風呂の準備が整ってなかったのだけど、さっそくぴかそに「お風呂！お風呂！！」と催促されてしまった。
そうかぁ、今日はこれを使って体を洗いたいのね〜！！
そしてお風呂の準備が整うと、いつもなら、ゆたママが「お風呂、はいるよ〜！」とかけ声かけないと、行動しないぴかそが、その「体を洗うスポンジ」を使いたいあまり、自分から進んで服を脱ぎだしている！
そして、お風呂に入るなり、さっそくそのスポンジに石けんをつけて洗い出したのだ！！
すご〜い！今までお風呂でこんなに積極的になったことはないよ、きっと！！
ってことは、ましんもそうだけど、温泉とかで、これを持って行ったら、「スポンジ目当て」で、体を洗うのに協力的になってくれるかもしれない！
ちょっと驚かされたけど、ぴかそからいいヒントをもらったって感じ！
ん？でも、次はいつ、温泉に行く機会があるのかしら？？

今日は用事があって、ましん＆ぴかそを一時預かりしてもらった。
いつも、学校の懇談会で利用してたので、預かってもらっても、ほんの２時間で、しかも昼間。
今回は３時から夜８時３０分までの長い時間の預かりなので、もちろん夕飯も食べてきたのだ。
いつも心配するのが、初めての場所で私がいない時に食事をするのに、ちゃんと食べてくれるかどうか、ということだ。
だって、初めて保育園に行った時も全く手をつけずに帰ってきたし、訓練会に参加したときも、まったく食べてくれなかったから。
でも、初めての学校給食では完食した、という先生の話を聞いて、「本当にうちの子がきちんと食べたの？？」と疑ってしまうくらいの驚きだった。
しかし、最近学校では、ふたりとも、好きではないおかずだったりすると、食べないこともしばしばあるようで、今日は、お迎えに行くまで、きちんと食べたか心配だった。
だって、ご飯の用意してないから、「食べてません」と言われてもどうするの？と思ってしまうから。
でも、二人を見てくれたスタッフから様子を聞くと、二人とも、「子供量にしては良く食べてましたよ。。」とほめられたものの、「今日、お泊まりのお友達がいて、その子が７時にお風呂に入って行くのを見たら、ぴかそ君も入りたくなってしまったようで、１０分以上、パニックを起こしてました。。」とのこと。
そんな時間にお風呂に入れてるなんてしらなかったから、ぴかそには悪いことをしてしまったけど、お泊まりじゃないからそれは無理なのよ〜。
パニックを自分で抑えるために、自分の手首をかじった痕がくっきりとアザになって、見るも痛々しい姿に。。
パニックが収まったら、痛みが出て来たのか、痛い手首を指して、「救急車！救急車！！」と叫んで、スタッフに手当して、と要求できたらしい。
そうか、ぴかそはお風呂に入りたかったのね。
明日も預かってもらうけど、どうか、こんなパニックはおこさないで〜！お願いだから。。